up1853のblog HOアメリカ型

HOアメリカ型鉄道模型

カテゴリ: 3:連結器

20090919:20090706:2(1)(1)
鉄道模型考察041(動画あり):連結器の首振りについて

写真は72ft Center Beam Flat Car(Walthers HO)の首振り機構。

動画はこちら。

連結器については、以前にも色々と書いているのですが、
当レイアウトの基本では
① 解放がスムーズにできること
② 60ft機関車(GP-40)と繋いで22インチの直結S字カーブを通過することです。
この為、連結器はAccuMate®を標準装備。
尚、コンテナ関係はMP15DC(48ft機)で牽きます。

今回の72ft Center Beam Flat Car(Walthers HO)は首振り機構があるので、試験してみました。
連結器はWalthersのまま(金属製、KD#5とそっくり?)です。

結果はGP-40連結でS字カーブが通過可能でした、解放もOKです。
60ft機関車との連結や72ft Center Beam Flat Carの連結も問題なしです。
と言うことで、機関車はAccuMate®が標準ですが、貨車はKD#5も可能にしました。

20090903:20090524:1 003(1)
鉄道模型考察040:車輪と連結器の位置関係

車輪と連結器の関係は色々あると思いますが、今回も通過カーブの話です。
写真は左側がEvans53’ Box Car、右側がEvans52’ Gondolaです。
ともに、Atlasの製品です。

左側のBox Carのボギー台車中心と連結器の間隔が右のGondolaより長いです。
この差が60ft機(GP-40)で22インチの直結S字カーブを通過する際に差がでます。
差が出ると言ってもBox Carのほうが少し傾くくらいですが、
多分、連結器の余裕が無くなり、車輪が浮いているのでしょう。
70ft機関車では貨車が脱線します。
50’6”のBox Carもそうですが、連結器が車端面より飛び出して設置されているようです。
実物に忠実なのは良いのですが、カーブ通過には厳しいですね。

因みに、MP15DC(50ft機)ではこのBox Carも大丈夫です。
と言うことで、私のレイアウトでは小型機が良いようです。

20090413:20090307:1(1)
鉄道模型考察031:再び、カプラーについて

写真の状態はUNCOUPLER上に止めて、後方(左)から機関車を繋いだもの。
この連結器状態だと100%解放に成功します。因みに、連結器は両方ともAccuMate®。
(車両はAthearnのコンテナ車両とAtlasの機関車、Athearnは取り付け高さに問題あり)

鉄道模型考察027(TB参照)でKD#5とAccuMate®が良いとしておりましたが、
実際問題として、どちらが良いか考えてみました。
UNCOUPLERはKD#321を使うのに決定です。

KDのカプラーは昔からあり、実績があります。
一方、AccuMate®はAtlasの貨車に使われています。

ここで、大事なのが貨車のメーカーです。
当方、Athearn、Walthers、Atlasの貨車を主に持っているのですが、
こと、解放に関して言えば、AtlasのAccuMate®の動作が安定していると思います。
取り付け高さが一定なのもその要因かと思います。
KDも安定しているのですが、残念ながらKDを使って販売している貨車は少数と思います。
ですから、貨車を購入し連結器をKDに交換しないといけないわけです。
特別な場合(注)は仕方が無いと思うのですが、毎回、交換は面倒です。

それと、稀ではありますが、KDでもUNCOULPER上で、それぞれ右へ行かないケースがあります。
調整の問題かも知れませんが、精度が要求されます。
AccuMate®でも精度は必要ですが、機構的に左へ行きにくい?構造になっているようです。

と言う訳で、AccuMate®=Atlasの貨車になりました。
AtlasはTRAINMANブランドで廉価な貨車も出しています。
あっさりした、作りですが走らせるのには、充分かと思います。

但し、一つ問題なのが、Atlasのコンテナ関係の車両です。
最近(と言うか2008年)、48ft積みの車両を出したのですが、これがS字線乗り入れに
問題があります。多分、柄の大きさの問題と思うのですが、
MP15DC(50ft級)と繋いでもS字部分の通過で貨車が傾きます。
AccuMate®は柄が大きい分、左右の動きが制限されていると思います。
従い、カプラーポケットの大きいAthearn?のコンテナ車両の連結器をAccuMate®に交換して
使用しています。これで、問題なく通過します。
(もっとも、S字部分はr=559mmの直結なので、もともと厳しい?)
注:特別な場合とは、Atlasで出していない車両、例えば大物車など。

20090403:20090304:1 Picture 5
鉄道模型考察030:機関車解放の練習(動画あり)
写真はKD#321 UNCOUPLER上に止まっている列車で、webカメラの静止画です。
写っているのは、Atlasの機関車とAtlas Trainmanの貨車です。
連結器はAccuMate®です。
動画は下記。

以前から解放には興味があり、機関車の付け替えが出来ればと思っていました。
Kadeeのマニュアルでは「delayed uncoupling」なども出ているのですが、
やってみると、以外に難しいです。
まず、UNCOUPLER上に止めるのが大変です。
更に止めたからと言って、確実に解放するとは限りません。
連結器の組合せと調整が必要です。
但し、DCCではスローが利くので、DCよりは楽かも。

以下は私がやっている、解放の方法と使用機器です。
1. 解放の方法デルタ線での解放なので、機関車の解放です。
① UNCOUPLER上に止める。
② 列車の後部に機関車を連結する。
③ このとき、衝撃は無いほうが良いのですが、連結器に押す力が働いていること。
④ 更に連結器はお互いに、右の方へ力が働いていること。
⑤ 後部の機関車が低速で列車を牽き、UNCOUPLER上の機関車を切り離す。
以上です。

調整が良いと95%以上の確率で解放に成功します。
②でP-Pになりますが、これが③、④に効いてきます。挟み込むのが特徴です。
実際には多分、しないでしょうが、模型ではこれをしないと、確率が上がりません。

調整は
① UNCOUPLERの取り付け高さ
② 連結器の取り付け高さ
③ 連結器各部のスムーズな動き以上です。

2. 使用機器
① KD#321 UNCOUPLER
② KD#5連結器、またはAccuMate®連結器 両方とも、通常、中央位置を保持しています。
このどちらが良いか?は今後の検討課題です。
手を使わないで、解放できるのは気持ちが良いです。

コメント(2)

動画も見せていただきました。かなりドキドキしました。説明文では 列車の最後尾にロコが繋がっているとの事の理解が出来ませんでしたが動画を見てなるほどと思いました。 開放の条件は各連結器がそれぞれ線路の左右に反発しあえばよいのだと思います。つまり停止した時にそれが確実に出来る連結器のガタ、(移動ゆとりゆとり)を保てれば良さそうな気がします。 故に一度停車してから先頭のロコは貨車を軽く押して後遠ざかって行くと上手く行くような気がするのですが。私も過去にKDで何回か挑戦した事がありました。 開放を云々する前に、今回掲載の写真、とても良い感じでしたね。
2009/4/3(金) 午前 10:33[ F'Track ]

F'Trackさん、コメント有難う御座います。 動画は連結の衝撃が少し大きかったですね。 目で見ているときは、それほどでも無かったのですが、 画面が大きいからでしょうか。 今回、静止画もwebカメラで撮りました。 結構、良いかも。
2009/4/3(金) 午後 9:16[ up1853 ]

20090220:20081220:1(1)
鉄道模型考察027:カプラーについて

Kadeeのパテント切れで色々な種類のカプラーを目にします。
沢山、使うので、メーカーもコスト低減やら量産効果も大きいのでしょうが、
耐久性でKadeeに一日の長があると思います。

Kadeeは金属製ですよね、この金属で出来ているというのが良いとおもいます。
アメリカ型では、沢山の貨車を繋ぎますが、プラ製だと牽く力に負けて変形し、
外れてしまいます。柄の太さが金属とプラで同じはダメでないの?
又、knuckleの復元にKadeeではスプリングを使っていますが、
金属の髭?でしているのもあります、これもすぐにダメになります。

プラ製は、ほとんどダメなのですが、Atlasで使用している、AccuMate®(AccuRail,Inc.)
はプラ製ですが、今のところ変形もせず、動作も確実です。(柄が太い!)
少し大きいのが欠点かと思いますが、確実に動作する点は評価します。
最近、KD#321を使った解放の実験をしているのですが、なかなか性能が良いです。

写真は左がKadeeの#5、右がAccuMate®です。
AccuMate®も、あまり大きくないですね、であればOKでしょうか。
コメント(6)

顔アイコン

こんばんは。
そうか・・・カプラーの強度の問題がありましたね・・・今までぜんぜん気にしておりませんでした・・・というか、ほとんど走らせていなかったので、もっぱら機関車のほうばかり向いていました・・・。反省しなくては・・・。削除

2009/2/20(金) 午後 11:28[ silkextra ]返信する

顔アイコン

up1853さん、こんばんは。
連結器、いろいろと出ていますが、やっぱりKadeeの物が信頼性が大ですね。AccuMateも確実なのですが見た目ががちょっと・・・。
リアルなサイズの58番を使用されたことはないでしょうか?
大きさに多少不安があるのですが。削除

2009/2/20(金) 午後 11:50[ tunnel_no2 ]返信する

顔アイコン

silkextraさん、コメント有難う御座います。
強度の問題もありますが、一番の問題は、確実に解放できるかと言うこと。
実はデルタ線を計画中なので、重要な問題です。
今のところ、KD#5同士か、AccuMate®同士だと解放の成績が良いです。
もちろん、取り付き高さが合ってており、連結に問題ないのが前提です。削除

2009/2/21(土) 午前 7:41[ up1853 ]返信する

顔アイコン

tunnel no2さん、コメント有難う御座います。
私も最初、AccuMate®は大きいなと思ったのですが、正面から写真を撮ってみると、あまり感じませんね、これは以外でした。
上から見ると、大きいからかも知れません。
あと、AccuMate®は柄が太い分、左右動作が制限され、大きな機関車では当方のr=559mmSカーブでコンテナ貨車(これも大きい)が脱線します。
これは、仕方が無いのですが、ダブルスタックのコンテナを通したいとのことで、70ftクラスの機関車はKD#26で逃げています。
KD#58は持っています。大きさが実感的ですね。
ただ、KD#5の在庫をたくさん抱えているので、評価はまだしていないです。削除

2009/2/21(土) 午前 8:04[ up1853 ]返信する

顔アイコン

ケイディのクローンが出始めの頃、MR誌が報じた強度の試験結果では各製品間に差がなかったのですが、プラスチックには材質によって衝撃に弱いとか、クリープ変形するとかの問題があって、不具合が出てきましたね。その後、各社とも改善を行っている様で、新しいものでは大丈夫だとは思いますが……?削除

2009/2/22(日) 午前 1:14[ ワークスK ]返信する

顔アイコン

ワークスKさん、コメント有難う御座います。
Kadeeのパテント切れは大分、前でしょうね。
当時は、まだアメリカ型をやっておりませんで、始めてからまだ3年ほどですが、Kadee、AccuMate以外にも2~3種類あります。
当方の試験では、Kadee、AccuMate以外は確実な解放が出来ないので、
それ以外の貨車は片側のみKD#5に変えて解放しています。
稀に、高さの合わない貨車がありますので、KDシリーズで調整しています。削除

2009/2/23(月) 午前 7:36[ up1853 ]返信する

20071016:20071008:1 002(1)
89ftのAuto rack car は24”Recommendedですが、22”の直結Sカーブを通ります。

条件としては、最小機NW2/SW7(共にBLI製)との組合せです。
MP15DC(atlas製)では通過時に浮き上がります。

そこで、通過時の状況を撮影しました。
上の写真が連結時です。貨車側の連結器が大きく振れています。
下の写真は連結を解いた状態です。
その機構については、今月(Nov./2007)のMR誌にでています。

正直なところ「よく通ったな!」と言う感じです。

20070414:20070404:1 002(1)
yahooブログ

解放の練習ですが、結構、難しいです。

解放は「UNCOUPLERの上で止め」更に、「別の機関車を連結」して切り離すようにしています。
これは確実に切り離しをする為です。貨車だけでは軽いので切り離しが出来ないときがあります。
両方とも純正KDだと問題無いようですが、KDタイプだと切り離されないときもあるようです。
(写真はUNCOUPLER上で止まっている貨車、連結器に注目)

動画は下記。
UNCOUPLER上で止めた貨車に別の機関車を連結し、先の機関車を切り離して別の機関車が牽いてゆきます。
http://www.youtube.com/watch?v=IdLKdbE3zAg

20070411:20070404:1 001(1)
これも以前のブログの記事です。但し、写真は今回の物。

現在の第四レイアウトでは、全て枕木を切って高さを線路以下にしています。
(写真はUNCOUPLER上で止まっているSW7 BN#119、連結器に注目、開いています)

(本文:20060213)
KD#321 UNCOUPLERをシノハラ#100レールで使っています。
KD#321 UNCOUPLERは第一(カトー・ユニトラック#83?)、第二(シノハラ・13mm#70)で使っておりましたが、#100レールに使うのは、始めてです。説明書を読むと#100レールには、そのまま取り付けられ、0.4mmレール表面より出るそうで、厚さは2.92mmとありました。その他のレールには枕木を切って取り付けるとあります。

使い方としては
1. その上で止めて切り離す。
2. 切り離して、更に逆に押す。(Delayed-Action)
の2通りですが、2.のDelayed-Actionは難しいのでやっていません。
「その上で止める」のも、DCCでは、結構、大変で機関車毎にスピードが違う為、考えなくてはいけません。同じスロットルでも、本線機関車と入換機では違うのです。

又、注意点としたは、カプラーの取り付け高さがあります。機関車、貨車は各メーカーにより色々とあり、高さが微妙に違います。KDタイプで連結出来ないのは、ほとんど無いのですが、逆に解放はシビアでTRIP PIN(ぶら下がる線)が0.4mm+αにするのと、うまく磁石に反応して開くようにする必要があります。今までの機関車、貨車では半数以上がTRIP PINがUNCOUPLERに当たるため、調整しました(曲げて当たらなくする)。
しかし、そのお蔭で機廻しや貨車の解放が人手を介さずにできます。
更に、やたらとUNCOUPLERを付けないのがありますが、その辺りはレイアウトの使い方によります。
因みに今のレイアウトでは、あと2ケ、計4ケの予定です。

変更 20060220:線路上に出ている部分を変更して、出ないようにする。

コメント(6件)
内 容 ニックネーム/日時

カプラーの取り付け高さはメーカーにより、Nゲージでも同じです。結構微妙な位置で離れなかったり高低差で外れてしまったり。でも磁石によって自動開放はあると便利ですよね。 鉄道模型の部屋
2006/02/05 18:24

鉄道模型の部屋さん
自動解放は貨車好きには必須のアイテムです。これが無いと貨車の入換や機廻しが出来ません。そして、確実に行えるよう、注意が必要です。 c50115
2006/02/05 21:29

c50115さん
 Nゲージで再現するため25両の貨物は先に購入済みで(中央本線イメージ)貨車の入れ替え作業のヤードなどは、後々製作します。貨車同士でも切り離しが出来るようにするつもりで、ちょっとこの写真を見て考えてみました。参考になります。 鉄道模型の部屋
2006/02/06 12:39

鉄道模型の部屋さん
25両のイメージですか?スゴイですね、で機関車はEF64の重連?EH200ですか?
HOでは機関車と貨車4両で今のレイアウトは限界です。その為、S字と機廻しを入れ、延々と運転して満足しています。さらに運転会で広いレイアウトを使い、思う存分、運転を楽しみます。 c50115
2006/02/06 14:16

当りですよ。製作は甲府の勾配をイメージしています。HO機関車は重量感と迫力が違いますよね。だから短い編成でも気持ちが良いです。Nゲージになると大きさが小さくなるのでいつも屈んで見るのでどうしても長い編成にしたくなる私です。 鉄道模型の部屋
2006/02/07 12:21

鉄道模型の部屋さん
Nゲージでは編成物がほしくなりますね。私も再会当時、Nゲージをやりました。DD51のブルトレやEF64は今も持っています。
尚、勾配については、十分に注意しないと脱線の現因となります。現在の第三レイアウトでは勾配0の予定でしたが、下の基盤(本箱)により15mmくらいの高低差があるようです。これに付いては、ブログで別途、報告予定です。 c50115
2006/02/07 12:46

20061217:001(1)
yahooブログ

連結器も「微妙に違う」と書きましたが、写真をお見せしましょう。

右側に、とりあえず今回、話した4種類で、上から
1. KD#26(首が長い)、
2. KD#5(標準)、
3. アサーンの貨車(多分、マックヘンリ)、
4. アトラスの機関車(AccuMateⓇ)です。
左側がKD#26の袋です。

結果的には4.を1.に交換したことになりました。
4.と1.を比べると首の長さと太さが違います。
2.と3.は大体、同じ大きさです。
1.に交換したことにより、連結器の振れ巾が増え、OKとなったと思います。
4.の構造は2つに分かれており、動作も他のものと違います。
首が太いですが、直線での連結/解放は特に問題ありません。

1./2.は連結器本体が金属、3./4.はプラです。
プラは重いものを牽くと外れると言われていますが(貨車だと30両以上?)、
当レイアウトでは4~5両なので問題無いです。

S字線で半月ほどトラブル(遊んだだけ?)に嵌っているうちに、早いもので今年もあと少しです。
10月後半から工事を始めましたので、良いペースではと思っておりますが、
更に年末/年始の休み期間中に工事を加速したいと思います。

20061216:001(1)(1)
yahooブログ

S字線は厳しいとは、漠然と判っておりましたが、実際に脱線してみると良く判ります。

当たり前のことですが、S字の中間点では連結器が互いに逆に振れますので、
軽い方(貨車)が振られて脱線となりました。
機関車(atlas)の連結器は振りが少ない?こともありますが、
やはり、r550mmのSカーブに70ft級の機関車は大きすぎるのかもしれません。
因みに、中型(60ft前後)の機関車はそのままでOKでした。

写真はS字中間点のDash 8-40C+ダブルスタックコンテナの連結器状態で、
機関車側の連結器をKD#26に変えています。
これで連結してOKですが、振れの大きさが判ります。
特に機関車側のトリップピンが線路の外にでています。

コメント(2)

顔アイコン

こんばんは、やはりS字がきついのと車両が大きいのとで脱線してしまうんですね。HOゲージはまだ製作していませんが限界を知っておこうと思います。削除

2006/12/17(日) 午後 5:37[ - ]返信する

顔アイコン


d51ef64さま、どうもです。r550の直結S字ですから、きついですね、それと機関車が、やはり大きいですね。連結器を変えて何とか通しました。削除

2006/12/17(日) 午後 8:38[ up1853 ]返信する

このページのトップヘ